
テクノテスター KT-6
型式:KT-6/EC管理コード:KT6
- 最大荷重
- 6kN
- 対象・用途
- M6〜M12、W1/4〜W1/2の目安
- 向く現場
- 建築設備現場で小径アンカーを簡易に確認したい場合
- 解決できる課題
- 持ち運びやすさと操作の分かりやすさを優先したい
- 購入前確認
- 確認荷重、対象径、突出長、必要なカップリングを確認。標準付属カップリングの範囲だけで全対象径へ対応できるとは限りません。

この記事の結論
アンカー引張試験機は、最大荷重の大きさだけでなく、最初に「何を測るか」で選びます。建築設備の小径アンカーを簡易確認するならKT-6、荷重と変位を記録しながら金属系アンカーを非破壊確認するならAT-10DⅡ、外壁材・塗膜などの接着・付着力を剥離まで測るならRTシリーズ、吊天井ボルトを多数点確認するならAPC-10Bが候補です。
試験機の最大荷重は確認荷重ではありません。設計・施工要領や現場責任者の指示を基準に、対象径、突出長、治具、設置幅、記録方法、校正、現行・後継品を確認してください。
まずは用途が異なる代表4機種を見比べてください。商品を後半へまとめず、判断に必要な章の直後へ分散して掲載しています。

型式:KT-6/EC管理コード:KT6

型式:AT-10DⅡ/EC管理コード:AT10D2

型式:RT-1000LDⅡ/EC管理コード:RT1000LD2

型式:APC-10B/EC管理コード:APC10B
Excelの商品群には、同じ「引張試験機」という言葉で検索されても、試験の目的が異なる機種が含まれています。アンカーを所定荷重まで確認する機種と、接着面を剥がれるまで載荷する機種を混同すると、測定できないだけでなく、試験対象を意図せず破壊するおそれがあります。
| 試験目的 | 候補 | 判断の軸 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 小径アンカーを簡易に確認 | KT-6 | 6kN範囲、対象径、突出長、携帯性 | アナログ式。必要なカップリングを確認 |
| 金属系アンカーを非破壊で確認・記録 | AT-10DⅡ | 100kN範囲、荷重・変位、データ保存、設置幅 | 後継機AT-100/D3への切替状況を確認 |
| 外装材・塗膜・下地の接着/付着力を測定 | RT-1000/2000/3000LDⅡ | 試験面積、想定付着強度、10・20・30kN | 剥離・破壊まで載荷する試験 |
| 吊天井ボルトを多数点確認 | APC-10B | 専用治具、10kN、記録件数、作業姿勢 | 一般アンカー試験機の代替ではない |

アンカーの非破壊引張試験は、アンカーと母材の破壊荷重を超えない範囲で、確認したい荷重を加える考え方です。確認荷重に達したこと、必要に応じて変位、異常の有無などを記録します。「非破壊」という名称だけで損傷が起きないと断定せず、偏心、施工状態、母材のひび割れ、過大荷重に注意します。
RTシリーズが対象とする接着・付着力試験は、試験対象の接着面や付着面が剥離・破壊するまで荷重を加え、荷重と試験面積から評価する試験です。試験片や下地に損傷が残る前提で、補修方法、飛散防止、周辺の立入り管理まで計画します。
「大きい機種を買えば兼用できる」と考えると、重量、設置スペース、費用、操作性が合わないことがあります。最初に必要な確認荷重または想定破断荷重を決め、その値を無理なく測定できる範囲から候補を絞ります。
| 最大荷重 | 商品候補 | 主な用途 | 購入前に確認すること |
|---|---|---|---|
| 6kN | KT-6 | 小径アンカーの簡易確認 | 現場指定の確認荷重が範囲内か |
| 10kN | RT-1000LDⅡ/APC-10B | 低荷重域の付着力試験/吊天井ボルト確認 | 同じ10kNでも試験目的は別 |
| 20kN | RT-2000LDⅡ | 中荷重域の付着力試験 | 試験面積と想定付着強度 |
| 30kN | RT-3000LDⅡ | 高めの荷重域を想定する付着力試験 | 最大変位量と破断時の安全対策 |
| 100kN | AT-10DⅡ | 金属系アンカーの非破壊確認 | 確認荷重、対象径、設置幅、後継機 |

どちらもアンカー確認の候補ですが、荷重範囲と記録方法が大きく異なります。小径アンカーを簡易に確認する用途へ100kN機を持ち込む必要があるとは限りません。一方、荷重変位曲線や試験データの提出が必要な現場では、KT-6では要件を満たせない可能性があります。
| 比較項目 | KT-6 | AT-10DⅡ |
|---|---|---|
| 最大荷重 | 6kN | 100kN |
| 対象アンカーの目安 | M6〜M12、W1/4〜W1/2 | M6〜M24、W1/4〜W1 |
| 表示・記録 | アナログ圧力計、置針式最大値ホールド | 荷重・変位のデジタル表示、グラフ/ポイント保存 |
| 本体質量 | 1.7kg | 6.1kg |
| 向く運用 | 携帯性と簡易確認を優先 | 広い測定範囲と記録性を優先 |
| 特に確認 | カップリング、突出長、6kN範囲 | 設置幅118mm、治具、後継機切替 |

RTシリーズは、外装材施工の研究・開発から現場管理までを想定した接着・付着力引張試験器です。最大荷重が10・20・30kNと上がる一方、最大変位量は18・14・10mmと異なります。試験面積と想定付着強度から必要荷重を計算し、余裕だけでなく変位量と設置幅も確認します。
| 型式 | 最大荷重 | 最大変位量 | 本体質量 | 設置必要幅 | 選定の考え方 |
|---|---|---|---|---|---|
| RT-1000LDⅡ | 10kN | 18mm | 3.3kg | 110mm | 比較的低い荷重域と大きめの変位量 |
| RT-2000LDⅡ | 20kN | 14mm | 4.5kg | 111mm | 中間の荷重域で選ぶ標準候補 |
| RT-3000LDⅡ | 30kN | 10mm | 5.1kg | 121mm | 高い想定荷重と設置条件を確認 |

型式:RT-2000LDⅡ/EC管理コード:RT2000LD2

型式:RT-3000LDⅡ/EC管理コード:RT3000LD2

APC-10Bは、吊天井ボルトの強度確認に特化した荷重確認試験機です。最大10kN、設定荷重値のロック、CSVデータ保存、防滴仕様などが示されており、多数点を一定条件で確認する運用に向きます。ボルトの側面から専用治具を取り付ける方式は、設備がすでに設置されている場所の点検負担を減らす候補です。
ただし、APC-10Bは一般的な金属系アンカーを100kNまで測定するAT-10DⅡの代替ではありません。「最大荷重が10kNだからRT-1000LDⅡと同じ」とも判断できません。対象、治具、試験方向、判定方法が異なります。

| 確認項目 | 現場で集める情報 | 候補が変わる条件 | 確認先 |
|---|---|---|---|
| 試験目的 | 確認試験か、破断までの付着力試験か | AT/KT、RT、APCで分岐 | 試験計画、仕様書、メーカー |
| 荷重 | 確認荷重、想定付着強度、試験面積 | 6・10・20・30・100kN | 設計者、現場責任者 |
| 対象寸法 | 径、ねじ、突出長、周囲幅 | カップリングと設置可否 | 現場実測、取扱説明書 |
| 記録 | 荷重のみ、変位、CSV、曲線、帳票 | アナログ/デジタル | 発注者仕様、品質規程 |
| 保守 | 校正期限、修理、後継機、予備機 | 購入/レンタル、標準機選定 | メーカー、販売店、校正機関 |
試験機の脚や反力部が、配管、架台、壁、段差へ干渉すると正しく設置できません。治具の中心とアンカー軸がずれた偏心載荷は、測定誤差や思わぬ破損につながります。現場写真だけで判断せず、アンカー中心から障害物までの寸法を測ります。
「M10対応」と書かれていても、ねじ規格や取付状態によって必要な治具は変わります。標準付属品、別売品、消耗品、紛失時の単品供給を一覧にして見積へ含めます。
データ保存機能があっても、試験位置やアンカー番号との対応が曖昧では品質記録として使いにくくなります。平面図、写真、試験番号、日時、担当者、設定荷重、最大荷重、変位、判定、異常を同じルールで記録します。
試験機を選ぶ段階で、現場が必要とする記録の粒度を決めておくと、アナログ簡易型で足りるのか、荷重・変位を保存できるデジタル型が必要なのかを判断しやすくなります。単に最大荷重の数字を書き写すだけでは、どの位置を、どの条件で、誰が試験したかを後から追跡できません。
試験番号、建物・階・通り芯、アンカーまたは試験片の位置、対象型式、施工日、試験日、担当者、使用試験機、校正期限、使用治具、設定荷重を同じ様式へ記録します。写真を残す場合は、全景、試験前、試験機設置、最大荷重到達、試験後の状態を試験番号と一致させます。
アンカーの確認試験では、所定の確認荷重へ到達したか、載荷中に異常な変位や母材のひび割れがないかを確認します。付着力試験では、最大荷重だけでなく、試験面積、破断位置、下地・接着層・仕上げ層のどこで剥離したかを記録します。同じ数値でも試験面積や破断位置が異なれば、評価の意味は変わります。
AT-10DⅡやRTシリーズの保存データ、APC-10BのCSVは、記録作業を助ける機能です。しかし、保存順と現場の試験位置を対応させる運用がなければ、後から結果を特定できません。試験前に番号を発行し、機器データ、写真、平面図、紙または電子帳票で同じ番号を使います。
| 記録項目 | アンカー確認試験 | 付着力試験 | 購買時に必要な機能 |
|---|---|---|---|
| 試験位置 | アンカー番号、階、通り芯、設備名 | 試験面番号、部位、下地、仕上げ材 | データ番号を現場番号と対応できること |
| 荷重 | 設定荷重、到達値、保持条件 | 最大荷重、試験面積、算出値 | 必要範囲と最小表示値を確認 |
| 変位 | 要求される場合に最大荷重時変位を記録 | 最大荷重時変位と破断までの挙動 | 変位センサと保存機能の要否 |
| 判定・所見 | 到達可否、ひび割れ、抜け、異音 | 破断位置、界面、下地状態、補修 | 自由記載と写真を統合できる運用 |
| トレーサビリティ | 試験機番号、校正期限、治具 | 試験機番号、治具、接着材、養生条件 | 機器台帳と校正台帳を関連付ける |
高額な試験機は、購入価格だけで判断せず、試験頻度、緊急対応、機種の固定度、校正・保管・修理の体制まで含めて比較します。今回の商品ページへ送客する記事であっても、単発現場に購入を無理に勧めるのではなく、継続利用する法人が購入によって得られる利点を具体的に示す方が、信頼と成約の両方につながります。
同じ試験目的・荷重範囲を年間を通して繰り返し使う、急な検査に即応したい、社内の操作教育と校正台帳を整備できる、現場ごとに借りる手配時間や送料を減らしたい場合は購入が候補です。特にKT-6のような常備しやすい簡易型や、APC-10Bのように多数点を反復確認する専用機は、利用回数を具体的に見積もります。
年に数回しか使わない、案件ごとに必要荷重や治具が変わる、旧型から後継機への移行期、校正・修理・保管を自社で管理しにくい場合はレンタルも比較対象です。レンタルでは、希望日に必要な機種と治具を確保できるか、校正書類、破損時の負担、延長料金、返却期限まで確認します。
| 比較項目 | 購入 | レンタル | 判断材料 |
|---|---|---|---|
| 利用頻度 | 反復・常時利用に向く | 単発・低頻度に向く | 年間試験日数と試験点数 |
| 緊急対応 | 社内在庫なら即応しやすい | 在庫・配送日程に左右される | 急な追加試験の発生頻度 |
| 校正・保守 | 自社で期限・費用を管理 | 契約条件に含まれる範囲を確認 | 品質管理体制と担当者 |
| 機種変更 | 標準化しやすいが陳腐化リスク | 案件ごとに選びやすい | 対象径・荷重・治具の変動 |
| 総費用 | 本体、治具、校正、修理、保管 | 基本料、日数、送料、延長、補償 | 3〜5年の総保有・利用コスト |
購入を選ぶ場合は、本体価格だけでなく、対象径ごとの治具、校正、修理、予備電池、記録ソフト、教育、後継機への移行まで見積条件へ入れます。商品ページでは価格や在庫が変動するため、最新条件を確認してください。
| 失敗 | 起こり得る問題 | 防止策 |
|---|---|---|
| 最大荷重だけで機種を選ぶ | 試験目的が合わない | 対象と試験方法を先に分ける |
| 100kNを確認荷重だと思う | アンカーや母材を損傷する | 試験計画の確認荷重を使う |
| RTをアンカー非破壊試験へ使う | 用途不適合 | メーカー用途を確認する |
| APCを一般アンカー機として選ぶ | 治具・方向・荷重が合わない | 吊天井特化を理解する |
| アンカー径だけを確認する | ねじやカップリングが合わない | 規格・ピッチ・突出長も実測 |
| 標準付属品で全径に対応できると思う | 現場で接続できない | 付属・別売治具を一覧化 |
| 突出長を測らない | カップリングが装着できない | 機種別の範囲と実寸を照合 |
| 設置必要幅を確認しない | 壁際や隅部へ置けない | アンカー周囲を実測 |
| 傾斜補正範囲を超える | 偏心・誤差・破損 | 水平・軸心・反力面を整える |
| 確認荷重の根拠がない | 判定できない | 設計・仕様・担当者指示を記録 |
| 荷重だけで変位を記録しない | 提出要件不足 | 必要帳票を先に確認 |
| データと試験位置をひも付けない | 結果の追跡ができない | 番号・写真・図面を統一 |
| 校正期限を確認しない | 測定結果の信頼性を説明できない | 台帳と期限管理 |
| 校正証明書だけで十分と思う | 試験方法の不備を見落とす | 設置・治具・手順も確認 |
| 後継機を確認しない | 保守や治具供給で困る | 現行品・後継品・互換性を照合 |
| 旧型ソフトの動作環境を確認しない | データ出力できない | PC・ケーブル・OSを確認 |
| 予備電池を用意しない | 現場で試験が止まる | 電池種と交換手順を標準化 |
| 雨や粉じん環境を過信する | 故障や測定不良 | 保護等級と取説条件を確認 |
| 高所の落下対策をしない | 人身・物損事故 | 工具落下防止と立入管理 |
| 破断時の飛散範囲を見ない | 破片によるけが | 遮へい・保護具・退避範囲 |
| 一人で無理な姿勢で試験する | 転倒・偏心・誤操作 | 足場と補助者を確保 |
| 購入価格だけで比較する | 治具・校正・保守費が不足 | 総保有コストで比較 |
| 商品画像だけで寸法を判断する | 現場へ設置できない | 仕様表と実測で確認 |
| D2とDⅡの表記差を別機種と思う | 誤発注・照合漏れ | 正式型式・JAN・コードを確認 |
| 試験後の補修を計画しない | 付着力試験跡が残る | 補修材・工程・責任者を決める |

Excelに掲載された7行は、AT-10DⅡが重複していたため、実商品は6点です。URLと画像は重複行を除いて各1件を使用しています。下表は選定の入口であり、最終発注前には商品ページとメーカー一次情報を照合してください。
| 商品 | 試験目的 | 最大荷重 | 表示・記録 | 向く現場 | 公開・購入前確認 |
|---|---|---|---|---|---|
| テクノテスター KT-6 | 小径アンカー向け簡易型 | 6kN | アナログ式・置針式最大値ホールド | 建築設備現場で小径アンカーを簡易に確認したい場合 | 確認荷重、対象径、突出長、必要なカップリングを確認。標準付属カップリングの範囲だけで全対象径へ対応できるとは限りません。 |
| テクノテスター AT-10DⅡ | デジタル非破壊型 | 100kN | 荷重・変位をデジタル表示/保存 | 金属系アンカーの荷重と変位を記録しながら確認したい場合 | 設置必要幅、突出長、カップリング、異形鉄筋用別売治具、校正、後継機AT-100/D3への切替状況を公開前・購入前に確認。 |
| RT-1000LDⅡ | 接着・付着力型 | 10kN | 荷重・変位をデジタル表示/保存 | 比較的低い荷重域で、付着面を剥離・破壊まで載荷する試験 | 試験面積、治具・アタッチメント、想定破断荷重、設置幅、対象を破壊する試験であること、後継・在庫状況を確認。 |
| RT-2000LDⅡ | 接着・付着力型 | 20kN | 荷重・変位をデジタル表示/保存 | 10kN機より高い荷重域が必要な付着力試験 | 最大荷重だけで選ばず、試験面積、要求される付着強度、治具、最大変位量、設置幅、後継・在庫状況を確認。 |
| RT-3000LDⅡ | 接着・付着力型 | 30kN | 荷重・変位をデジタル表示/保存 | RTシリーズでより高い荷重域を測定したい場合 | 最大変位量は機種で異なります。試験面積、治具、設置幅、対象材、破断時の飛散対策、後継・在庫状況を確認。 |
| アンカープロチェッカー APC-10B | 吊天井ボルト向け多数点確認型 | 10kN | デジタル記録・設定荷重到達を色/音/振動で通知 | 吊天井ボルトを多数点、一定条件で効率よく確認したい場合 | 一般的な100kNアンカー試験機の代替ではありません。対象ボルト、専用治具、試験方向、設定荷重、校正、後継機の有無を確認。 |
記事公開時は、商品名だけで仕様を推測せず、メーカー公式の製品ページ、取扱説明書、最新カタログ、商品ページの順で照合します。特に後継機への切替、付属治具、校正、ソフトウェア対応は更新される可能性があります。
選べません。最初に、アンカーを破壊しない範囲で確認するのか、接着・付着面を剥離まで載荷するのか、吊天井ボルトを多数点確認するのかを分けます。そのうえで確認荷重、対象径、治具、設置幅、記録方法を確認します。
KT-6は最大6kNの軽量なアナログ簡易型、AT-10DⅡは最大100kNで荷重と変位をデジタル表示・保存する非破壊型です。測定範囲、記録要件、現場スペース、必要な精度から選びます。
建築設備現場などで、小径アンカーを比較的簡易に確認したい場合の候補です。対象アンカーの径、突出長、必要カップリング、現場で指定された確認荷重が6kNの範囲に収まるかを確認してください。
違います。100kNは試験機の最大荷重です。実際の確認荷重は設計図書、施工要領、試験計画、現場責任者の指示などに基づいて決め、最大荷重をそのまま確認荷重にしないでください。
アンカーや母材が破壊する荷重より小さい範囲で、定めた確認荷重を加える試験です。名称に非破壊とあっても、設定や施工状態を誤れば損傷の可能性はあるため、適切な試験計画と安全管理が必要です。
一般に、接着・付着面が剥離・破壊するまで載荷し、その荷重から付着力を算出する試験です。アンカーの確認荷重試験とは目的が異なるため、RTシリーズを一般アンカーの非破壊確認用として選ばないでください。
最大荷重はそれぞれ10kN、20kN、30kNです。ただし最大荷重だけでなく、試験面積、想定付着強度、必要な変位量、治具、設置幅、対象材の破壊形態を確認して選びます。
RTシリーズは接着・付着力試験を主目的とする機種です。一般的なアンカー非破壊引張試験はAT・KTシリーズなど、メーカーが用途を示す機種から選びます。特殊な試験はメーカーへ適合を確認してください。
吊天井ボルトの強度確認に特化し、多数点を効率よく点検したい場合の候補です。対象ボルトや専用治具、設定荷重、試験方向を確認し、一般用途のアンカー試験機と混同しないでください。
商品情報には防滴仕様とありますが、防水を意味するとは限りません。雨中使用、保管環境、濡れた場合の対応は取扱説明書とメーカー条件を確認してください。
径だけでなく、ねじ規格、ピッチ、突出長、センターシャフト、治具の組み合わせを確認します。標準付属品に含まれないサイズは別売品が必要な場合があります。
カップリングを確実に接続し、試験機を正しく設置するためです。短すぎても長すぎても取付けできない場合があるため、機種ごとの許容範囲を実測して確認します。
機種ごとに設置必要幅や本体形状が異なります。アンカー周囲の障害物、壁際、隅部、配管や設備との干渉を現場写真と実測寸法で確認してください。
試験計画や提出書類によります。荷重値だけでよい場合もありますが、荷重変位曲線や最大荷重時の変位を求められる場合は、デジタル記録機能を持つ機種が候補になります。
校正周期はメーカー推奨、社内品質規程、発注者仕様、使用頻度、保管環境などで決めます。一律に年1回と断定せず、校正証明書の有効性や次回期限を含めて運用ルールを確認してください。
いいえ。校正は測定器の状態確認に関係しますが、適切な対象、治具、設置、載荷速度、確認荷重、安全措置、記録方法を代替するものではありません。
試験頻度、機種固定の可否、校正・保管体制、緊急対応、現場数で判断します。継続的に同条件で使う法人は購入が候補になり、単発や機種が毎回変わる場合はレンタルも比較対象です。
必ずしもそうではありません。過大な機種は重量、設置スペース、操作性、費用が増え、誤って過大荷重を設定するリスクもあります。必要な確認荷重を安全に測れる範囲で選びます。
あります。確認荷重の設定、施工不良、母材状態、治具の偏心、誤操作などで損傷する可能性があります。立入範囲、飛散・落下対策、保護具、試験方向を含む安全計画が必要です。
ECの商品管理上D2と表記され、メーカー公式ではDⅡと表記される例があります。発注時は商品コード、正式型式、JAN、付属品、後継機の有無を照合し、表記だけで判断しないでください。
在庫、修理、校正、消耗品、ソフトウェア、付属治具の供給を確認できる場合は候補になり得ます。ただし社内標準機にする場合は、後継機との互換性と長期保守を優先して判断してください。
本体だけでなく、対象径ごとのカップリング、アダプター、ケース、記録ソフト、接続ケーブル、予備電池、校正証明書、点検・修理窓口、納期、後継機、教育費まで確認すると誤発注を減らせます。
小径アンカーの簡易確認はKT-6、幅広い径を荷重・変位とともに記録する非破壊確認はAT-10DⅡ、外装材や塗膜の付着力試験はRTシリーズ、吊天井ボルトの多数点確認はAPC-10Bが候補です。同じ10kNでもRT-1000LDⅡとAPC-10Bは目的が違い、同じアンカー用でもKT-6とAT-10DⅡは荷重範囲と記録性が違います。
発注前に、確認荷重、アンカー径、ねじ規格、突出長、治具、設置幅、記録要件、校正、現行・後継品を一つずつ確認してください。商品ページは候補の仕様確認に使い、最終的な試験方法と判定条件は設計・施工要領と現場責任者の指示に従います。